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自己紹介

and life

内装ペイントプランナー
小林 広空 Kobayashi Hirotaka

北海道えりも町出身。高校卒業後、家業である建築塗装会社で父と共に塗装工として従事して7年。
「新しい何か」を求めて単身札幌へと移り住む。 様々な仕事を転々とする中で札幌でも建築塗装業を経験するが自身の求める「新しい何か」は得ることが出来なかった。
「これでもない」を何度繰り返しただろうか…気づけば自身が30歳を超えていた。
日々過ぎてゆく時間の流れに取り残されているような焦りと自身の無力さを感じて、地元えりも町に留まれずに選んだはずの道の駆け出した訳も分からなくなっていた。 

そんなある日、偶然DIY特集の記事を見た。そこには新品の綺麗な携帯カバーをあえて傷を付けて塗料で汚し、サビまでも塗料で再現して新品の携帯カバーを朽ちゆく姿に生まれ変わらせていたのだ。
自身の塗装工としての経験でも見たことがなく、ものすごい衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えている。

一般的に建築塗装とは被塗装物に対して塗料による保護と補修、そして美装を目的として施工していくこと。仕上がりの美しさと頑強な塗膜の形成こそが建築塗装での「正解」であり「スタンダード」なのだ。 

だが学んできた塗装法と全く違うこの塗装法に自身の建築塗装での常識は覆され、そして「朽ちゆく美」、「退廃的・荒廃的な美」を表現するこの塗装法に大きな感銘を受けた。
ずっと探していた「新しい何か」が確信に変わった瞬間だった。

塗料を買い込み色々なもので試験的に塗装してみる。新しい試みをしているはずなのに、懐かしさを感じた。
自身が幼少の頃の記憶、塗装工の父は趣味で戦車や戦闘機、ジオラマなどミリタリー系のプラモデルを汚し・サビを表現して作っていた。 自身もその影響からか趣味としてプラモデル製作をしており、汚し・サビの表現方法を手が覚えていたのだ。
ずっと探し求めていた「新しい何か」は幼少の頃の記憶の断片だった。 

そして起業を決意した。

数多ある建築塗装業界の競争に参入するのではなく、他が着手していない事業を「塗装」を活かして行うことをまず考えた。
建築塗装のノウハウを活かしつつ、特殊ペイントで時には汚し・サビを表現し、時には異素材に擬態させる。
塗装で出来る可能性を追求し、被塗装物の価値観を高め「作品」にまで昇華させる。
建築塗装業者との差別化と独自性を図り、塗装工としてではなく内装ペイントプランナーという肩書きで活動していくことを決めた。

リフォーム、リノベーション、リサイクルという業態が世間で注目されている中で、既存の建築物を塗り替えることで美装と補修・保護効果のある「塗装」は非常に互換性がある。

捨てられる物が「大切にしたくなる物へ」 使わなくなっていた物が「使いたくなる物へ」 閉まっていた物が「見せたくなる物へ」
塗装によるデザインの変貌で付加価値を高めるをコンセプトに活動している。